ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術
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人気ランキング : 4,032位位
定価 : ¥ 693
販売元 : 集英社
発売日 : 2003-07 |
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思考力を自らつけるためのヒントとなる本 |
本書の「ホンモノの思考力」と言った大きなテーマから
当初、「何が書いてあるか」大きな期待を招く一方で、この種のタイトルの本にありがちな、極めて主観的な本か、はたまた、タイトルとはおよそかけ離れた卑近な例をあげるだけの「看板倒れ?」の不安を持っていました。
しかし、不安は不要でした。難しいことを実例中心HOWTO本のような軽快なスピードで一気に読めました。
筆者独自の方法論「二項対立思考」「型思考」「背伸び思考」は、新鮮で強い興味を引くだけでなく、「具体的にどのように生かしていこうか」と積極的に自分自身の思考力を高めていくことを考える きっかけを与えてくれる本だと思います。
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語るテクニックがまとめられている |
終盤で紹介されていた「禁じ手で相手を言い負かす法」がおもしろかった。度々使えば人格を疑われかねないと書いてあるが、知っておいて損はないと思う。他の部分の著者の意見に賛同できなくても、そのようなテクニックを個別に取り入れることは有効であると思う。
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小論文の書き方と同じ方法で、会議で発言・質問をする! |
プロの研究者として、論文の書き方には自信があったんですが、そのやり方をそのまま会議での発言の仕方にも応用できる、というのは目からウロコでした。ここでフランス人について言われていることは、アメリカの一流大学の大学院生についても言えますね。背伸びをする、というところは本当にその通りという感じ。基本ラインは彼のほかの本と一緒なのでどれか一冊読んだら十分かもしれません。僕がふだん学生に教えようとしている内容を非常によくまとめてくれています。このような思考法を訓練したい方はぜひ宇都宮大学教育学部社会学教室へどうぞ。社会人の方向けに公開講座なども開いています。
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論じるため、考えるための基本 |
欧米的な「2項対立」の概念を理解し、
「確かに・・・、しかし・・・、なぜなら・・」
の型を口グセにすることで、
常に自分と反対側の意見を考慮しつつ、
論理的に話すことができる。
そのことで、客観的で論理的な思考が身につくような気がしました。
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日本人が非論理的である理由 |
確かに日本人には理論的な思考が浸透していないと、本書を読んで思った。日本の教育界では作文でも絵でも、どのように書くかは指導されず「考えていることを自由に書きなさい」と言われてきた気がする。その点アメリカでは、型にはめるがごとく、理論的な文章の書き方をたたき込まれる。日本の現状を見ると、しっかりとした裏付けがないままに物事を決めつけたり、政治家やニュースキャスターの解説のように支離滅裂なものが出現したりしている。それではどうすれば理論的な理論展開ができるようになるのか。本書はそれを指南している。
著者は最初に「この理由は3つある。第一に・・」という口癖をつける事だという。この方法で曖昧な理由で物事を主張する事を避けることができる。そしてこれは理由は少なくとも3つは必要だという事でもある。次に、物事にノーを突きつけて、「現状はおかしい。改めるべきではないか」と物事を自明の理と考えない事だと説く。
何が起こっているかは一目でわかるが、何が起こっていないかはわかりにくい。起こっている事と起こっていない事。著者はこのようなあい反する事柄を二項対立と呼びホンモノの思考力の根幹に置く。
多くの日本人が理論的に思考することに慣れ、正当な裏付けのもとに日常的に政治や社会について議論できる社会が到来すれば、日本はもっと世界的にも成熟するのではないか。「頭がいい人、悪い人の話し方」では墓穴を掘ってしまった著者だが、こちらは理論的にまとまっている。